建築家と建てる贅沢な注文住宅 - オープンシステム

プランの変化

 大分の現場から実況中 『屋外にリビングのある家』

2012年2月3日(金) 初期の案から~最終案まで

1.奥さまが考えておられた初期の案
大成先生から電話があったのは、2011年7月15日(金)だったと思います。計画の概要をお聞きしたところ、建て主も建設地も遠方であることに加え、入居まで残り8カ月しかありません。私ではとても力が及ばない旨をお伝えましたが、結果的に取り組むことになりました。
(2012年1月27日『必要、必然の出会いー2』)

2011年7月23日、建設地の敷地のデータをFAXでいただき、座標に落とし込んだのですが、この時、大変な間違いを犯していました。
(2011年11月11日『すわっ! 大事件だ!』)

図面は奥さま手描きのスケッチをCADで描き直した最も初期の案です。
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2.初めてのヒアリングの後につくった案
2011年8月4日、大成先生のご自宅(徳山)を訪問し、計画の建物について詳しくお聞きしました。図面は初めてのヒアリングの後につくった案ですが、この時点で、私自身、中庭と研究所の使い方について、まだ明確なイメージを抱くことができませんでした。それと、音楽家である奥さまのピアノの使い方についても。
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3.ゆったり目のプラン
2012年3月15日の入居から逆算すると、8月中にプランをまとめ、9月中には実施設計を終えなければなりません。その前に、現地を見て見積りに参加する業者の目途も。あれもこれも同時進行です。

いくつか案を考えたのですが、先生と奥さまの構想を実現するには、提示された建物の規模(面積)では足りません。そこで、ゆったり目の案を提示しました。奥さまの音楽活動の場として、玄関ホールを大きくとりました。そして、中庭をできる限り広く使えるよう敷地に合わせて扇型に角度をつけました。
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4.研究所を広くとった案
大成先生・奥さまとの打合せはインターネットのメールでかなりのことができました。平面プランや外観の画像を次々と送りました。

2011年9月1日、徳山の大成邸とナノプラネット研究所を訪問。研究所の使い方をじっくり観察しました。その結果、研究所を広くとることにしました。9月9日、大分の現地を調査し、大工の運乗さんと面談。この段階で最終案がほぼかたまり、実施設計に着手しました。

それにしても、敷地の形状が違っていることに気が付かず、数々の検討を行ってきたのですから、こんな恐ろしいことはありません。まかり間違えば、大変なことになるところでした。
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5.見積りをほぼ終えた段階で大慌てで修正
「まさか」とはこのことを言うのでしょう。夢にも思わなかった敷地形状の違い。FAXで送ってもらった座標を示す数字の一文字、8がつぶれて6に見えたのです。偶然にも敷地の面積が寸分と違わなかったので、間違いないと信じ切っていました。

見積りをほぼ終えて、着工目前に大慌てで修正したのがこの平面です。結果的には中庭と浴室が広くなり、良い方へ転んだのですが、技術者の恥と猛省しました。大らかに受けとめてくださった大成先生と奥さまに感謝です。
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