マンガで比較
■ 図式化するとこんな感じになります。
■ 表で比較するとこんな感じになります。
比較項目 | 従来の一括請負方式 | 産直方式の建築バージョン |
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建て主 の立場 | 出来上がった結果だけを受け取る | 設計や施工に積極的に参加できる |
建築士 の立場 | 建設会社の社員 会社の利益を優先 | 建て主のパートナー 建て主のために行動 |
専門業者 の立場 | すべて下請け業者 余計なことを言ってはいけません | すべて元請け業者 自由に意見を言ってもいいんです |
地域性 | 日本ではこの方式だけに偏っている | アメリカやヨーロッパでは普通 |
時代性 | 見えにくい、分かりにくい 閉鎖的で古い体質 | よく見える、よく分かる 透明性が高く新しい方式 |
工事の 契約関係 | 建て主と建築業者が一括契約 | 建て主と専門業者が個々に契約 |
設計の 進め方 | 建て主の思いが反映されにくい | 建て主の思いが反映されやすい |
建物の 特徴 | 工業化志向 合板やビニルクロスが多い | エコ志向・自然志向 無垢の木材や塗り壁が多い |
業者倒産 リスク① | 多くの下請け業者が工事代金を受け取っておらず、工事の続行が不可能となる場合が多い | 一部の業者が倒産しても、工事代金の過払いは発生しない |
業者倒産 リスク② | 多くの下請け業者が工事代金を受け取っておらず、工事の続行が不可能となる場合が多い | 倒産した専門業者を入れ替えて工事を続行できるので、建て主にはほとんど被害が発生しない |