建築家と建てる贅沢な注文住宅 - オープンシステム

予算内に収まった

 大分の現場から実況中 『屋外にリビングのある家』

2011年11月7日(月) なんとか予算内に収まった

きょうは大成先生に見積りの結果を報告に行く日。朝5時半起床。余裕をもって出かけたつもりが、やくも号に乗り遅れた。魔が差したのだ。交差点が渋滞していた。いつも通りに右折すればいいものを、直進の方が早く着くと判断したのが間違いだった。
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前回、先生のご自宅を訪問したときも遅れた。そのときは、岡山駅のホームで人身事故があって、新幹線が大幅に乱れた。

遅れたにも関わらず、胸を張って報告した。
「先生! 工事費が予算内に収まりました。いや、少し余りました」
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約1か月前、見積もりを開始したとき、この建物はきっと予算オーバーすると思った。そのときに備えて変更案を考えていた。実際、予算オーバーしてもおかしくない内容だった。

『屋外にリビングのある家』のネーミングが示すように、中庭を囲んだ建物の配置。大きな吹き抜けもある。造り付けの家具もたくさんある。そして、工事費の多くを占める基礎と屋根と外壁の面積が通常の住宅の1.5倍もある。
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以下の項目は予算オーバーしたときに、真っ先に変更の対象となるはずだった。ところが、いい意味で予想に反した。大分の業者のみなさんありがとう。大分に限らず、福岡・宮崎から参加した業者さんもありがとう。

変更の対象に考えていた主な項目

■構造に「APS工法」を採用した。在来プレカットに生じる仕口・継手の断面欠損をカバーできるので地震のときに安心である。
■外壁を「そとん壁」という左官の壁にした。見た目と機能はいいが、価格が高い。
■室内の壁をホタテセラミックを主原料とした左官の壁にした。消臭・殺菌効果が抜群なので快適な室内になる。
■断熱材を羊毛が主原料の「サーモウール」にした。断熱効果だけでなく調湿効果も高い。

『屋外にリビングのある家』は、自然素材を中心にデザインした。構造も現わして意匠にしたので、できる限り大きな部材を使った。

正直、知らない土地でのオープンシステムは、工事費が予算内に収まると確認できるまで不安だった。いや、これからも不安がいっぱいだ。遠隔地でのオープンシステムが果たして上手く進むかどうか。


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