建築家と建てる贅沢な注文住宅 - オープンシステム

価格の見える家づくり

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づくりは楽しい。
建築業者に丸投げなんて、もったいない。
人生最大のイベントだから、目一杯楽しまなくちゃ。

『価格の見える家づくり』
発売から6ヶ月で3万部を売り、
紀伊国屋、八重洲ブックセンターなどの
有名書店で週刊ランキング・トップテン入りしました。

そしていろんな書評に取り上げられました。
(写真は2007年に出版された新装版です)



共同通信社配信記事/ベストセラーチェック

建築業界の構造に風穴あける仕組み

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子供も大きくなってきたことだし、そろそろ家を建てようか。金利の低い今がチャンスよと、妻も言う。広いリビングに子供部屋、それと書斎も欲しいな。夢は、膨らむ一方だ。

新聞広告をチェックして、日曜日は家族で住宅展示場へ。だけどハウスメーカーは、あれこれPRをする割に、こっちの希望を満たす物件はなかなか見つからない。

現実はこんなもの、専門家の意見に従おう、と自分を納得させつつ、いつの間にか話は進む。だがこの本は、ハウスメーカーや工務店に頼まなくても家は建つという。しかも安くていい家が。そんなうまい話があるだろうか。

元請け、下請けの工務店、孫請けの専門工事会社と流れる通常の仕組みでは、そのたびに代金が加算される。だから自然と価格は高くなる。しかも画一化、パッケージ化されて個性は失われる。言われてみれば当たり前の話だ。

これに対し、著者らがつくった「オープンシステム」は元請け会社を介さず、建築主の依頼を受けた設計事務所が代理人となり、それぞれの専門工事を分離発注する。設計士が最後まで携わるので建築主の思いが反映され、重層的な請負ではないので従来より1~3割は安く上がる、という。

要するに、インターネットで作り手と消費者が直接取引きし始めたのと同じようなことらしい。著者は建築業界の構造に風穴をあけようとしているようだ。家の値段に不透明感を抱いていた40代以上の男性に多く読まれているという。

一括請負でないので、設計士との打ち合わせなどに時間がかかりそうだが、ある意味では当たり前のことかもしれない。何と言っても、一生に一度の大きな買い物なんだから。



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家づくりは “素人とプロの戦い”だ!

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さて、家造りは必要な資金が小さくないだけに、少しでもコストを抑えたいというのは誰しも思うこと。

『価格の見える家づくり』は、著者の山中省吾氏が提唱する「オープンシステム」という概念を解説した本だ。

日本の建築業界は、元請け→下請け→孫請けという多層構造による不透明な部分が多い。それに異を唱えるのが「オープンシステム」で、お金を払う建築主と、設計図を描く設計事務所、実作業を担当する専門業者のみで完成まで持っていこうという、革命的な取り組みだ。

中間業者を排除することによって金の流れがクリアになるだけでなく、施主の思いがダイレクトに伝わるというメリットもある。



日経アーキテクチュア/Books&Magazines

中小事務所が変えた建築発注

建築工事を専門工事会社に分離発注し、設計者が施工監理まで手掛ける。
工事にかかる費用は、すべて発注者に公開する―――。

「オープンシステム」とは、建築設計者の山中省吾氏が
92年から取り組んできた建築発注の手法だ。
最近では、建材のOEM(相手先供給ブランドによる生産)供給や
海外メーカーからの直接購入などの資材調達まで手掛けている。
大手損害保険会社の協力を得て、工事保険や完成補償の仕組みも整えた。

本書では、システム発案のきっかけから、
設計事務所のネットワーク組織である「オープンネット」の誕生、
インターネットによる情報交換の仕組みなどを、分かりやすく説明する。

内容は一般向けだが、建築関係者にとっては、
これからの設計者に必要な職能とは何かを考えさせられる一冊。
全国に散らばった中小の設計事務所が、
自らの業務範囲を拡大しながら元気よく仕事をする姿も印象的だ。



日経ベンチャー/話題の本

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『価格の見える家づくり』(山中省吾著)は、オープンシステムというバブル崩壊後に出てきた新しい家の建て方について説明している。

元請けの工務店を中抜きして、大工、基礎工事、屋根、内装などそれぞれの専門業者と直接契約するので、彼らの顔も工事価格も見えるようになるからオープンというわけだ。工務店に払っていた費用が必要なくなるので建築費は安くなる。

この手法をとるうえでネックだったのは、設計と施工監理をやってくれる設計士がどこにいるか、一般の人には見つけにくかったこと。それを著者は、設計士と家を建てたいという人の出会いのためのサイト「オープンネット」をインターネット上に設けて解決した。

変化の見えなかった建設業界もかなり変わりはじめているようだ。



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