建築家と建てる贅沢な注文住宅 - オープンシステム

必要、必然1

 大分の現場から実況中 『屋外にリビングのある家』

2012年1月26日(木) 必要、必然の出会いー1

[ohnari:183] 必要、必然の出会いー1

山中殿
運乗さま
みなさま

大変、心のこもった「お便り」をありがとうございます。

たしかに、必要で必然、ベストの「出会い」のようなものを感じています。
そのご指摘は、次の3点についてでした。

①「屋外にリビングがある家」づくり
②遠隔地でのオープンネットの実施
③新たなマイクロバブル風呂づくり

①については、その基本コンセプトにおいて家内が考えていた中庭を中心にしたプランが山中さんに賛同していただけたことが重要なことでした。建築された向陽台のほぼすべての家を見学しましたが、いずれもこのような家はありませんでした。いわゆる外庭ばかりの家でした。

そのために、家屋のスペースが集中し、南側の家もあれば北側の家もあるという具合ででした。ところが中庭を設置することによって、すべてが南向きになり、太陽光が射しこむ家になることができました。光だけでなく、風も東西南北のいずれからも吹いてきても、それを受け入れることができるようになりました。

土地110坪の半分を、南北に、北から住居、中庭、事務所と、それぞれ独立して配置し、その分離を可能とさせたことにも意味が出てきそうです。その第1は、南側の道路から見ると、まず、事務所が前面に出て見えてきます。ここには、当面、次に2社(本社)が移転することが決まりました。

㈱ナノプラネット研究所
㈱ナノプラネット

3月中旬に受け渡しをしていただいてからは、この移転が始まります。この会社移転が、今回の家づくりの重要な問題の一つでしたが、これで小さいながらも、自社事務所を持てることになりますので、これは重要な転機になることが予想されます。しかも、この2社は、大分空港という交通手段において便利な機関と隣接しているようなものですから、今の周南市よりははるかに便利になります。

中庭は、リビングを兼ねた空間ですが、これらの会社の実験施設でもあり、さまざまな試験研究を実践する場にもなります。そして、住居部分は、北側ですが、この前には中庭があり、そこから太陽光や風が入ってきます。私は書斎兼寝室で仕事をし、家内は、リビングのピアノで音楽活動を行います。

それらの活動が中庭と融合していますので、それこそ実験をしながら執筆をするというスタイルが可能になります。また、中庭でのコンサートも開催することができます。

こうなると地元の方々が小さくない関心を寄せられることも不思議なことではありません。先日、大分高専での特別講演を大分建設新聞という新聞社が取材し、記事が掲載されましたので、それを添付しておきます。早野さんという記者が非常によい取材をされ、1面トップ記事として掲載されました。

また、これは大分高専が学生ごと反応した瞬間でもあり、これから、この新居とも共に響き合う可能性が出てきたように思われます。

基本コンセプトにすぐさま賛同された山中さんと私どもの直観には、このような展開が含まれていたのかもしれませんね。まさに、必要、必然、ベストであり、これこそ運命的出会いとなりそうです(つづく)。

大成博文(徳山高専)


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